コロナ禍による自宅待機で予定外の時間がとれた。司法試験の勉強に全てあてればいいのだが、とても凡人月斗には無理。録りためていたビデオを観た。

10年ごとに南米移住者のその後をレポートするシリーズもの。昨年、移住50年目をレポートした4回にわたる特集。

大半の方は成功者にはなれず、途中帰国者も多い。そんな中、池雅人さんという移住時18才の青年、50年後、なんともいえない豊かな表情が印象深い。自身でも言っていたが、すぐ逃げ帰るようないかにもトッポイにいちゃんであった。苦難の末子供二人を歯科医師となし、三男は獣医大に学ばせ、最終的には歯科技工士となし、一家一族で安定した生活をおくっている。孫にも恵まれ、穏やかで豊かな表情をしていた。

トッポイにいちゃんに、この幸せをもたらしたものは何なのか、辛酸を舐め失意の中帰国した他の移住者との違いは何なのか、不思議に思えた。

一つ画面から伝わってきたものは、奥さんの存在だ。非常に賢く控えめでかつ芯が強い女性。男は女性の力量でかわるものなのか。

いま、ブラジルはコロナ禍で大変との報道。無事を祈念。